白熱した議論から
新たな発見が生まれる。
私とアイ・キューブさんとの出会いは、2006年の低周波治療器開発でした。当時他業界から転職し、低周波治療器の事を殆ど知らない私が新商品開発に携わる際、アイ・キューブさんには大変親身に色々相談に乗って頂き、調査設計から分析を共に行いました。おかげで新商品のコンセプトをまとめることができました。その後本商品は開発以来のロングセラーになり、弊社の低周波治療器のカテゴリーでは現在も売上の大きい重要な商品となりました。本商品が企画できたのは、アイ・キューブさんのサポートがあったからこそです。
以来、事ある毎にアイ・キューブさんに相談してきました。アイ・キューブの方々は本音で語ってくださりますので、毎回議論が白熱し、共に新たな発見や得られることも多く、有り難く思っております。
調査結果から一緒に議論をし、
その先までお付き合いくださるパートナー。
最初の出会い以降、「定点調査」、「セグメント調査」、Webによる「定量調査」、仮想の売り場の中での消費者行動を分析する「模擬店舗調査」等、様々な調査を依頼させて頂きました。個別に話を伺う「デプスインタビュー」ではお客様のインサイトに迫り、「お宅訪問」では東京等の遠方にも私も同行し調査をお願いしました。中でも最多の調査は「グループインタビュー」で、アイ・キューブの方にファシリテートをご担当いただき、私も会場に同席しました。
これらの調査を実施する中でアイ・キューブさんに感謝していることは、単に調査結果をまとめるだけではない点です。結果に基づき「読み取れること」「提言できること」を総括し、さらに共に議論を重ねた上で「提案」を導き出すまでお付き合いくださる。私もアイ・キューブさんからいただいた考察で確信が持てたこともあり、まさに私にとって「別格のパートナー会社」と言えます。
商品企画には「熱意」も大切。
これからも提言、考察、指摘をいただきたい。
我々商品企画の担当者は調査だけでなく、調査結果からコンセプトを生み出し、具現化することが本業です。若手社員には経験値をより高めて欲しいと願うと同時に、知見を深め、商品企画のプロフェッショナルとして成長して欲しい思いがあります。
彼らに伝えたいのは「企画者の熱意の大切さ」です。同じ時代に生きていれば調査によって誰でもある程度のニーズを得ることは可能です。けれども企画者によって生まれてくる商品のコンセプトや仕様に差異があるのは何故か。それは企画者の想いやセンス、もう一歩深く突っ込む洞察力、最後は熱意だと考えます。お客様に喜んで頂く商品の具現化には、その企画にどれだけの熱量をかけられるかで生み出されるアウトプットが変わってきます。今後もアイ・キューブさんには、これまで同様に「パートナー会社」として提言や考察、的確な指摘をいただきたいと存じます。
(2021年11月 肩書等は当時)